第298回は2025年最初の回ということで、2024年の抱負についてお話します。
介護福祉ビジネススクール
松田耕一のTOP OF LOCAL
Podcast 介護福祉ビジネススクール「松田耕一のトップオブローカル」は、大手外資系アパレル会社のトップセールスマンから介護福祉事業経営者に転身した松田耕一が、「これからの介護福祉経営に求められるもの」についてお伝えしていきます。既存事業がうまく行かなくなってきた、今後の事業展開が不安、などのお悩みを抱えている経営者の方。異業種から介護福祉業界への参入を考えている経営者の方。これからどんどん事業を拡大していこうと考えている経営者の方など、介護福祉ビジネスの入門から応用まで、さまざまなステージの方に楽しんでいただける番組です。毎週月曜に配信しています。
松田耕一へのご質問など
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介護福祉ビジネススクール「松田耕一のTOP OF LOCAL」では、みなさまからのご質問を受け付けています。番組で松田耕一へのご質問や、取り上げて欲しいテーマ、番組のご感想など、お気軽にご連絡ください。
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第295回:ピックアップニュース「費用抑制が不可欠 障害、保育分野でも(財政審)」
第295回はニュースを取り上げます。
財務省が13日に開いた財政制度等審議会財政制度分科会では、障害福祉や保育分野の改革の方向性についても取り上げられた。障害分野について財務省は「総費用額を抑制する取り組みが不可欠」との方針を示した。
2024年度の障害福祉サービスの予算額は2兆183億円。利用者数は159万人、事業所数は13万8000カ所で、いずれもこの10年で倍増している。一方で、不正受給額も増加傾向にあるという。
このため財務省は、自治体が策定する障害福祉計画を通じて給付の適正化を促す方針。障害福祉データベースを活用することで、ほかの自治体と比較できるようにする。
また、就労継続支援B型については、次期報酬改定で利用時間をきめ細かく設定する報酬体系へ見直したい考えを示した。
財務省によると、利用時間が4時間未満だった事業所の収支差率は、全事業所平均と比較して高くなっており、報酬が過大である可能性があるという。内訳をみると営利法人の割合が高かった。
就労継続支援A型については、一般就労への移行を進めるため、メリハリのある報酬体系を検討。グループホームについては総量規制の対象とする。
保育政策は転換
保育分野については、これまでの受け皿増加を優先する政策から転換し、地域ごとのニーズに応じた保育提供体制を検討する方針を示した。全国の待機児童数は17年度は2万6000人だったが、24年度は3000人にまで減少。24年度の定員充足率は都市部で92%である一方、過疎地域では76%となっている。
また、施設類型別の収支差率をみると、
保育所5・3%
認定こども園4・1%
幼稚園5・5%
地域型保育事業10・9%
だった。施設類型別に開きがあることから、公定価格の単価設定の水準を検証して、適正化すべきだとした。特に地域型保育事業は、突出して高いことから、来年度にも見直すべきとしている。
参考記事:https://fukushishimbun.com/jinzai/37949
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第294回:Q&A「幹部職で採用したスタッフが期待外れだった場合どうするか?」
第294回はいただいた質問に対して、松田耕一が回答します。
はじめまして。20床の介護施設を経営しています。
2ヶ月前に、大手介護チェーンで30年のキャリアを持つスタッフを管理職候補として採用したのですが、現場での様子を見ているといろいろと気になる点が出てきています。
採用時の条件として、当施設では最高給与帯の処遇で入職してもらいましたが、次のような課題が見られます。
- 新しい取り組みへの消極的な姿勢
- 若手職員とのコミュニケーション不足
- 前職でのやり方に固執する傾向
- リーダーシップ不足
試用期間が残り1ヶ月となりましたが、このまま本採用に進むべきか非常に悩んでいます。
このような状況をどのように対処すればよいでしょうか?特に以下の点についてアドバイスいただけますと幸いです。
- 試用期間中の評価基準の設定方法
- 期待値とのギャップを埋めるための具体的な取り組み
- 本採用を見送る場合の対応方法
ご経験やお知恵をお借りできますと幸いです。