第211回:ピックアップニュース「日本における数少ない介護テックの活用によって、超高齢社会を支える介護インフラ実現を目指すイチロウ 〜シリーズAラウンドで2.2億円の資金調達を実施〜」
第211回はニュースを取り上げます。
オーダーメイド介護サービス「イチロウ」を運営するイチロウ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:水野友喜、以下 イチロウ )は、三井住友海上キャピタル、Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合(通称:Earthshotファンド)、みずほキャピタル、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、セゾン・ベンチャーズ、個人投資家1名を引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドとして2.2億円の資金調達を実施し、当社の社名(商号)を「株式会社LINK」から「イチロウ株式会社」に変更したことをお知らせします。
イチロウは2017年の創業より「超高齢社会を支える礎を作る」をミッションとして掲げ、様々な課題を抱える日本の介護現場の課題解決に取り組んできました。「住み慣れた家で大切な人と一緒に過ごしたいものの、公的介護保険サービスには制約が多く、介護施設への入居を余儀なくされる」「被介護者のご家族が介護を理由に仕事を辞めることを余儀なくされる(介護離職)」「介護士の待遇が改善されないために成り手が少なく、慢性的な人手不足に陥っている」など、介護の現場には様々な課題があります。
オーダーメイド介護サービス「イチロウ」は公的介護保険では支援が受けられない在宅介護ニーズに対して、オンライン上でケアパートナー(介護士)をマッチングし派遣するサービスです。介護技術と相性を考慮した独自のアルゴリズムによる高いマッチングと「24時間365日サポート可能」「急な依頼にも最短即日対応可能」など被介護者とご家族に寄り添ったサービス提供、ケアパートナーの努力が評価(報酬)として報われ、多様な働き方が認められるシステムにより、2019年10月のサービス開始以来、ケアパートナー登録数が累計2,200人を超え、2022年の利用額が前年比400%以上とサービスを拡大中です。今回の資金調達は、全国展開に向けたエリア拡大とサービス強化のためのプロダクト開発、人材採用及びマーケティング強化に投資する予定です。
参考記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000064563.html
「介護福祉ビジネススクール 松田耕一のTOP OF LOCAL」ナビゲーター
専門はマーケティング。もともとは通販会社でゴリゴリのマーケティングをやっていましたが、親の病気や介護をきっかけに、介護福祉の業界に携わるようになりました。マーケティングの視点から介護福祉事業を分析していきます。